どうして飯能市に週末移住の家を買ったのか?【賃貸じゃダメ? 本格移住じゃないのはなぜ?】

どうして飯能市への週末移住を考えたの?

どうして飯能市への週末移住を考えたの?

週末だけ飯能の自然に囲まれて過ごしたかったから

今は東京23区に住んでいて、「いつかは地方移住もいいかな」と思うものの、今は夫婦それぞれの仕事を変えるつもりはなく、通勤時間が異常に長くなるのも嫌(本格移住だと日々の通勤が2時間前後になります)、子供が通う保育園を転園させて環境を変えたくないとも考えました。そのため、土日だけを過ごす家を探して週末移住を楽しんでみようということになりました。

私は編集者という仕事柄、フリーランスで働くこともできますが、奥さんの仕事と子供の教育環境がクリアにならない限りは飯能市に住民票を移して移住ということにはならないと思います。ちなみに、飯能市は下記リンク先のような移住支援制度がありますが、移住することでリフォームなど高額な支援が受けられるものはなく、住民票を移さない週末移住で受けられる支援制度はなさそうです。
飯能市の移住支援制度

週末移住先選びの条件:都内の家から車で2時間以内、100㎞以内の場所であること

週末移住先選びの条件、車で2時間以内、100㎞以内の場所であること
次になぜ飯能市を週末移住先に選んだのか、についてお話していきましょう。正直な話、どうしても飯能市じゃないとダメだったわけではありません。これまでも湘南や九十九里など海の近くの街に週末移住の物件を見に行ったこともあります。どのエリアで週末移住の家を買うか、借りるかのポイントになっていたのは…

  1. 都内の家から100㎞以内の場所
  2. 高速道路を利用してある程度移動できる場所

この2点である程度の場所を絞り込みました。上の画像は新宿駅から半径50㎞、100㎞、150㎞で円を描いた地図です。高速道路を使っても半径50㎞以内だと移動に1時間くらい、半径100㎞以内でも移動時間に2時間前後はかかります。週末移住先への移動だけで車で2時間以上はかけたくなかったので、半径100㎞以内の場所で週末移住先を探そうということになりました。

その他の移住先選びのポイント

移住先選びのポイント
都内から100㎞以内の場所で週末移住先を探す以外に、他にはどんな視点で家を見に行っていたのかをご紹介します。

移住先選びのポイント1:海が近い場所はどう?

移住先選びのポイント1:海が近い場所はどう?
先ほども紹介しましたが、神奈川県の江ノ島や逗子、湘南エリアや千葉県の九十九里海岸も都内から100㎞圏内に入ります。が、湘南エリアは中古物件の価格が高く、週末は慢性的に車が渋滞するエリアです。移動がストレスになるのは嫌だなと思い、湘南エリアは早い段階で候補から外れました。一方の千葉県の九十九里海岸で家を探し、実際に物件も見に行っていました。もし、九十九里海岸近くにいい中古物件があれば、もしかしたら飯能に週末移住するのではなく、九十九里が週末移住先になっていたかもしれません。九十九里海岸での週末移住先だと、高速道路でのアクセスの良さから東金町や山武市、一宮町あたりで家を探してみるのがいいと思います。賃貸物件もなかなか豊富なエリアですし、中古住宅も湘南エリアのように高額ではないですよ。

移住先選びのポイント2:山が近い場所はどう?

移住先選びのポイント2:山が近い場所はどう?
週末移住先探しでは海が近い、山が近いはどちらでもいいと思っていました。ただ、子供を遊ばせるなら海より山の方が遊びの選択肢は多いかも、とも考えていました。飯能市の例でいうと、登山やハイキングも楽しめますし、川があるので川遊びだけではなく、カヌーなどにもチャレンジできます。キャンプ場もそこら中にあり、初夏には蛍がたくさん見られる場所もあるんだとか。

さらに、私はバイクに乗るのが昔からの趣味なため、バイクで走り回って楽しい道がそこら中にあるのもポイントでした。都心の渋滞を気にせず、週末移住先の周辺の道をバイクで走れば充分に気持ちがいいのは魅力的でしたね。

移住先選びのポイント3:駅が近い街中か、郊外に住むか

移住先選びのポイント3:駅が近い街中か、郊外に住むか
週末移住先の家はその地域の中心部の街中で探すのか、郊外で探すのかについてですが、我が家は車で移動できますし、平日の通勤のことは考えなくていいので、街中や駅近で探す必要はありません。せっかく週末移住を楽しむのに自然に囲まれていない街中で過ごすのは雰囲気もアレなので、郊外で家を探すことに決めました。地方でも主要駅が近い街中より、郊外の方が手頃な値段で家探しができます。駅近な物件かどうかを気にしなくていいと、庭が広くなったり、周辺に民家が少ない地域も選べたり、週末移住っぽい物件が増えてきますよ。

週末移住先の家の探し方は?

週末移住先の探し方は?

週末移住先を賃貸ではなく、中古住宅購入にしたのはなぜ?

賃貸ではなく、中古住宅購入になったのはたまたまとしか言いようがありません。これまで週末移住先を探していたときは賃貸も中古住宅もどちらも見ていました。週末移住先を長く楽しめるかどうかがわからないので、最初は賃貸で家を借り、気に入ったら周辺の中古住宅を探すつもりでした。しかし、偶然にいい中古住宅が見つかってしまったので購入になりました。

家探しは大手サイトだけではなく、地場の不動産サイトもチェック!

家探しは大手不動産サイトでもチェックしていましたが、今回購入した家は飯能市の地元不動産会社のサイトで見つけました。定期的にその不動産サイトを閲覧していたので、新規物件を紹介するFacebook広告がインターネット利用中に表示され、価格と写真が気に入ったのですぐに問い合わせ。内見→契約とトントン拍子に進みました。不動産会社に話を聞いたところ、Webに掲載してから10日ほどで我が家が家を購入したとのこと。価格や家の作りなど、魅力ある物件は大手不動産サイトに出る前に、短期間で契約になってしまうこともあるようです。もし、移住を考えている地域がある程度絞られているなら、その地域の不動産情報をたくさん持っている会社にあらかじめコンタクトを取り、希望の予算や家の条件などを伝えておいた方がいいかもしれないですね。

飯能市郊外の中古住宅購入の決め手になったのは?

中古住宅購入の決め手になったのは何?

家の価格とよく手入れされた庭、家の前の入間川の川原がポイント

家の内見に行った日に購入を決めたポイントはよく手入れされた家庭菜園とお庭、あと、お庭の前から下りることができる入間川の川原があることでした。東京の家にはお庭がないので、子供や飼っているロングコートチワワを安心して遊ばせることができるお庭や家庭菜園があるのは魅力的でしたし、お庭から直接下りることができる、他の人がまずやってこない小さな川原があるのもポイントでした。

家の外観は特別デザインがいいわけではなく、室内もそれなりの汚れや生活感はありましたが、お庭と同様に長く大事にされてきた雰囲気があり、築20年を過ぎていましたがネガティブなイメージはありませんでした。

買ったのは土砂災害警戒区域内にあり、2019年に床上浸水している家

土砂災害警戒区域内にあり、2019年に床上浸水している家
ただし、この家もいいことばかりではありません。土砂災害警戒区域内にあり、2019年に入間川の増水で床上浸水している家でした。何十年も床上浸水は無かったエリアだったと聞きましたが、今のご時世、同じようなことが次にいつ起こるのかはわかりません。

次に水害が起きても、家を買うときに入る保険で修理費用はある程度まかなえるはずですが、全額カバーというわけにはいかなさそう。床上浸水後に家のリフォームと床下の消毒作業などは済んでいますが、床下に水が入ってこないような工夫、そもそも家の周囲を増水から守る方法はないのか、これから調べてみます。

いろいろ書きましたが、まだ契約を済ませただけで、家の引き渡し前です。週末だけを過ごす家なので、家具などを急いでそろえる必要はありません。週末移住の新しい家のことを考える時間はたっぷりあるので、家族と話し合いながらどんな家にしていくのか、ゆっくり決めたいと思います。