エボのスポーツスター(97年式XL1200C)にアイアンの亀の子タンクを加工・取り付け

エボスポーツに60年代のショベルスポーツの亀の子タンクを取り付け

エボスポーツに60年代のショベルスポーツの亀の子タンクを取り付け
2019年にいろいろチャレンジしたスポーツスターのカスタムでのメインイベントは亀の子タンクの加工取り付けだった。だいたい完成したので紹介するね。

ヤフオクで何となく亀の子タンクに入札したら落札できたのがカスタムのきっかけ。2006年くらいにも同じことをやろうとしたことがあったんだけれど、スポーツスター仲間に所有していた亀の子タンクを懇願されて奪われて、以前のプロジェクトは立ち消えになっていたんだ。13年ぶりにやりたかったカスタムが実現するのだ。


スポーツスターというとスモールタンクのイメージが強いけれど、50年代後半、60年代のスポーツスターにはこんなずんぐりむっくりなモデルもあったのさ。その頃に採用されていた亀の子タンクには2種類あるらしいけれど、詳しくは知らない。どっちを落札したにせよ、どうせ取り付けには加工が必要だから気にしない気にしない。

昔のスポーツスターのスタイルについてはこんな写真集が参考になるよ。


以前、神奈川のスピードバギーで写真を撮らせてもらった60年代のアイアンスポーツの写真。亀の子タンク、バディシート、サイドのハードケースなど今回のカスタムコンセプトに相当近い。というか、このアイアンを見せてもらって今回のカスタムに火が付いたのさ。


エンジンはエボスポーツの方がよくて、買い替えたい熱はまったくないけれど、好みのスタイルはほぼこのスポーツスターなんだ。


もう少しスポーツスターのご先祖を遡ったKモデルになると、また違ったスタイルのガソリンタンクが採用されている。Kモデルのタンクはスタイリッシュな形状で、好みと少し違う。これもスピードバギーで撮影させてもらった写真ね。


まずはサイズを比べてみよう。シート上に載っているのが亀の子タンク、写真のタンクはスポーツスターのノーマルタンク…に見えるけれど、実はこれもアイアンスポーツのタンク。80年代のアイアンスポーツにはキングスポーツスタータンクっていう長さはスモールタンクと同じだけれど幅広のタンクがあって、それはエボにポン付けできたのさ。

亀の子タンクの長さは97年式スポーツスターのノーマルタンクとだいたい同じっぽい。シートはエボスポーツ用のままで行けそう。

エボスポーツに亀の子タンクをどう加工して取り付けるか


、タンク裏側はいろいろ加工が必要。コック位置を左から右に移動させ、亀の子タンクの後ろ側をフレームに固定するステーを溶接。


フロント側のフレームにマウントさせるステーも加工。

亀の子タンクをエボスポーツに取り付けた完成形がこちら!


で、色を塗ったらこんな感じ。古いモトグッツィみたいなどん臭い感じが出て、たまらなく愛らしいスタイルになった。


タンクエンブレムは前からつけてみたくて買ってあったストック品をチョイス。


で、こんなスタイルになった! せっかくなのでアイアンのレプリカのバディシートとパニアケースもつけてみた。パニアケースはハーレー用ではなく、古いSHOEIのパニアケースをヤフオクで落札。ホークⅡ用って書いてあったかな。

その他、亀の子タンクに合わせてエボスポーツに取り付けたカスタムパーツを紹介


ヤフオクで落札したレプリカバディシートはスポンジがクズだったので張替え。ジュリアーニってブランドだったかな。シートベース以外は活かしたくないレベルのクオリティ。

その他、亀の子タンクに合わせてエボスポーツに取り付けたカスタムパーツを紹介


フロント側のシート取り付けステーはこんな感じにマウント。


ヤフオクで売っていたアルミ製シーソーペダルを後ろ部分を延長加工して取り付け、そのままの長さだとかかとの位置と合わず、使えなかった。


で、こんな感じになったんだ。


シートが高くなり、ハンドル位置が低くて合わなくなったので、ストックしていたアーリーXLバーに交換。プルバックハンドルの方がスタイル的にもしっくりくるね。


エボスポーツに亀の子タンクを着けたいなんて人はほとんどいないと思うけれど、奇特な人が他にもいたら参考にしてください。