ホンダ ジュリオ(Honda Julio AF52)の魅力とトラブル履歴
ホンダ ジュリオ(Honda Julio AF52)の基本データ、スペック
メーカー | ホンダ | エンジンタイプ | 空冷2サイクル単気筒 |
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発売 | 1998年7月 | 販売終了 | 2002年 |
モデル名 | ジュリオ | エンジン始動方式 | セル・キック併用 |
最高出力 | 5.1ps(3.8kw)/6500rpm | 最大トルク | 0.59kg・m(5.8N・m)/6000rpm |
型式 | AF52 | 車体重量(乾燥重量) | 70kg |
排気量 | 49cc | 車体重量(装備重量) | 76kg |
燃料消費率 | 51.0 km/L ( 30 km/h走行時) | 全長・全高・全幅 | 1655mm × 985mm × 625mm |
燃料タンク容量 | 6.0リットル | シート高 | – |
航続可能距離 | 306.0km(概算値) | フロントタイヤサイズ | 3.00-10 42J |
燃料供給方式 | キャブレター | リアタイヤサイズ | 3.00-10 42J |
標準装着プラグ | BR6HSA | バッテリー型式 | YTR4A-BS |
ホンダ ジュリオは1998年~2002年の短い期間に販売されていたスクーター。製造期間が短いのでボディカバーなどのプラスチック部品のパーツ供給は厳しいけれど、ボアアップキットやミッションなどのエンジン部品はディオ系と共通のモノが多く、エンジンコンディションの維持は難しくなさそう。
例えばボアアップキットやハイギアなら下記と互換性がある
・DIO SR AF18 AF25
・スーパーDIO SR ZX AF27 AF28
・DIOフィット AF27
・タクト AF24 AF30 AF31 AF51
・リード50 AF20
・ジョルノ AF24
・ジュリオ AF52
・ジョーカー50 AF42
ホンダ ジュリオのモチーフは富士重工のラビット、スペックの違いは?
ホンダ ジュリオがモチーフにしていたのは1960年代まで販売されていた富士重工のラビット。今のスバルは昔はスクーターも作っていたんだね。ジュリオはデザインはラビットに似せて作っているけれど、実はラビットは原付ではなく、小型二輪のバイク。ボディサイズも重量もジュリオは一回り以上小さい。主要スペックを比較してみるとこんな感じ。
メーカー | ホンダ ジュリオ | 富士重工 ラビット |
---|---|---|
エンジン種別 | 空冷2サイクル単気筒 | 空冷2サイクル単気筒 |
排気量 | 49cc | 123cc |
型式 | AF52 | S301A |
最高出力 | 5.1ps(3.8kw)/6500rpm | 7.1ps/5800rpm |
最大トルク | 0.59kg・m(5.8N・m)/6000rpm | 1.05kg・m/4200rpm |
車体重量(乾燥重量) | 70kg | 124kg |
全長・全高・全幅 | 1655mm × 985mm × 625mm | 1840mm × 990mm × 660mm |
フロントタイヤサイズ | 3.00-10 | 3.50-10 |
リアタイヤサイズ | 3.00-10 | 3.50-10 |
ジュリオの魅力、どうしてホンダ ジュリオを買ったのか?
ジュリオの前にインド製ヴェスパのLMLスターデラックス125に乗っていて、その当時から古いヴェスパやラビットに興味があった。けれど、手のかかるバイクを他にも持っていて、スクーターもヴィンテージに乗るのは現実的に厳しかった。であれば見た目はレトロ、中身は現行車に近いスクーターならどうだろう、ということでホンダ ジュリオに辿りついたワケ。ボディパーツはヤフオク中古に頼るしかないけれど、エンジンパーツはディオ系のモノが使える。最悪、ディオにエンジンごと載せ替えることもできるんじゃないかな。
ジュリオは50ccだけあってパワーはない。最高速は60km+αくらいかな。急発進しないような点火設定になっているらしく、スタートダッシュも遅い。ただ、遠出をするためのバイクじゃないし、パワーが足りなければ安いボアアップキットがいろいろ出ている。中華ボアアップキットは耐久性に難アリらしく、仲のいいバイク屋さんが言うには腰上が壊れるまでは純正で乗っていた方がいい、とのこと。
ホンダ ジュリオ購入後のトラブルは?
ホンダ ジュリオを中古車で購入してすぐにタイヤのスローパンクが見つかった。古いタイヤのまま販売していたのが原因で、前後タイヤを交換。スクーターのタイヤは安い(1本1500~3000円くらい)ので財布に優しい。ただ、ジュリオのリアタイヤを交換するためにはサイドカバー→バッテリー→センターカバー→マフラーと外してやっとタイヤが外せる。リアタイヤ交換時の整備性はあまりよくないかな。
次にシートカバーにカビが生えた。安物のシートカバーを取り付けて販売されていたのが原因。シートカバーなんて安いんだから少しマシなのをつけて販売してくれたらいいのに。シートカバーの脱着は簡単で、新しいシートカバーを固定するにはダイソーで売られているタッカー(大きなホッチキス)が非常~に便利だった。
最後にスピードメーターケーブルの破損。カバー類を外してケーブルを交換するだけで非常に簡単。ホイールについているケーブルを外すときは写真右上のようにマイナスドライバーで爪を押してあげればすぐに外せる。ケーブルはNTB SCH-017って品番を買えばOK。
NTB SCH-017は純正より少し短いらしく、取り付け時はメーター側のケーブルを先に取り付けて、最後にホイールに差し込むと作業が楽だよ。
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