ヴィンテージカーを見にトヨタ博物館へ -Aichi Pref , Japan-


兵庫県から東京へ引っ越したけれど、まっすぐ東京に向かったワケではない。バイクで東京に移動しながらいくつかの場所に立ち寄ったのさ。その1つが愛知県長久手市にあるトヨタ博物館。


この博物館には過去に2度来ようとしたけれど、2回とも休館日に来ちゃって中に入るのは今回が初めて。トヨタだけではなく、世界中の貴重な車が極上のコンディションで展示されている。

ここ数年、日本中の車の博物館に立ち寄っている。前に訪れた群馬県伊香保の自動車博物館も良かったけれど、トヨタ博物館が圧倒的に規模が大きいんだ。

普段はトヨタの車に興味はないけれど、昔のデザインとなると話は違う。今ほどマーケティングがデザインに影響を及ぼしていない時代が好きなのか、古いデザインが単に好きなだけなのか…70年代より前のデザインに惹かれちゃうんだな。

バイクも車も家電でも丸みを帯びたプロダクトデザインが好きなのさ。

トヨタ博物館には古い輸入車も大量に展示してある。

サラっと並べてある車も実は滅多に見られないモデルだったりする。


ミニも1台だけ並べてあった。

艶めかしいデザインやのう~。

最近の車はどのメーカーも吊り目ばかりでつまらないけれど、ヘッドライトは丸い形が一番しっくりくるよね。

機械をセクシーと思っちゃうくらい素敵なデザイン。

このデザインは好みではないけれど、ダイナミックで素晴らしいとは思う。

何とも手の込んだ造型じゃないか。

衝突安全性や空力の縛りが無かった頃は車はこんなに自由にデザインされていたんだね。

車が今よりもっと高級品だった頃のデザイン。当たり前のように手作りで造られていたんだろうな。


荷物を載せたいだの、家族を乗せたいだのを考えずに造られた車。機能を絞って造られたからこその思いきりのいいデザイン。

あらゆる用途に対応したデザインなんてつまらないけど、今はそこら中にそんなデザインが溢れている。だからこそ、こういう用途が特化した車にドキドキしちゃうのかな。

1点1点のパーツにも目を奪われる。

コクピットという言葉が良く似合う。


天下のロールスロイス。

思わず拝みたくなるエンブレム。

この辺からは3Fの国産車コーナー。

日本車にもイケイケなデザインの時代があったのだよ。

高級車じゃなくても面白いデザインだったのだよ。

詳しくは知らないけれど、完全にデザインがオリジナルというワケではないはず。輸入車に大きな影響を受けたはず。でも、日本らしい雰囲気も漂う。

乗り物としての車の魅力を知るのはこれからだけれど(最近、車を買ったのさ)、優秀な工業デザインを楽しむために車を見るのは大好き。

自由にデザインされたフロントマスク。好みではないけれど、面白い。


エアバッグや各種スイッチでてんこ盛りじゃなかった時代のハンドル。


昔の車のテールランプを見るのも好き。

エエのう~。

テールランプは細長い縦型が好きだけれど、これもなかなかイイじゃない。


エエがな~。

ドアの内張りがオシャレ。


この辺になると好みじゃなくなってきた。

これは80年代? 好みじゃないから、きっとそのくらいの時代のはず。バブルの頃のデザインはゴテゴテし過ぎて好きじゃない。

もう一度輸入車コーナーをウロウロ。


少しでも車に興味があるヤツなら絶対に楽しめる場所なはず。

バイクのようにエンジンの造型とかは楽しめないけれど、バイクよりボディの面積が広いから、いろいろなデザインにチャレンジできるんだろうな。


何ともスバラシイミュージアムでした。
最近、大阪に面白い車のミュージアムができたらしいので、そっちも近々遊びに行ってみる予定。